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D3ブログ - 最新エントリー

震災被害地

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-6-26 17:08

中越地震・・・。今から1年以上前に起きた、震度6強の地震です。
あの日、私は自宅で休日を過ごしていました。夕方、1回目の大きな揺れを感じました。その後、10分から15分過ぎたころでしょうか、2回目の大きな揺れが襲いました。”ドスン、バキ”と何か落ちる音がしました。高さ2Mほどの本棚の上に置いてあったスピーカーが下に落ちて、床に大きな傷を付けたのです。幸いにも震源地より離れているため、これ以上の被害はありませんでした。
私の住んでいるところで震度4弱という程度でしたが、それでも避難所ができ、近所の家は玄関を開けて、何かあったときに備えていました。コンビニは弁当やカップラーメンなどもなく、かろうじてお菓子があったくらいです。
離れた場所でこの程度ですから、震源地付近の惨状はほんとひどいものでテレビで見たときのショックは今でも覚えています。

あれから1年が過ぎた春、インターネット設定の依頼がメーカーより来ました。訪問場所は、ほぼ震源地地域です。今年(2006年)は例年以上に雪が多く、きつい冬となりました。訪問場所は豪雪地帯ですが、毎年4月の中頃ともなるとほとんど雪も溶けているはずなのが、今年は違います。道路には雪はないのですが、道路脇には2M以上の雪がまだ残っています。それが溶けて道路に崩れてくるので除雪車が雪を付近の川に掻き飛ばすのです。
お客様宅は、国道から離れて山奥へと入っていかねばなりません。地図を見ると、ほんと周りは何もありません。「災害復旧中」の看板がところどころで目に付きます。(こんなところADSLできるのか?)などと思い、道路も地震の影響か、かなりデコボコしたりところどころ亀裂が入っている箇所があったので慎重に運転しました。(おいおい、ほんとこの道で合ってるんだろうな?)どんどん山奥に入っていきます。地図は間違っていません。ところどころ民家があるのですが、全く人の気配というのが感じられないのです。地図だとお客様宅付近に来ています。道を聞こうにも誰もいないのです。不安のまま、先に進むと・・・・・・、な、な、なんと、いきなり道路がなくなっているではありませんか!? 突然目の前に、土砂というか、山があるのです!!! 「うそーーーーー!!! 山、、って!!!!」と驚いたものです。
「おめさ、なーんさしにきた?(※訳:お前、何しに来た?)」と、作業着の人がやってきたので、事情を説明すると、「おめさ、これみっと、このさきいけっこねーべさ。なー。(※訳:おまえ、この状況を見れば、この先行ける訳ないだろう?わかるだろう?)」と呆れ顔で言って手で”シッ、シッ”という動作をしたのです。しょうがなく引き返すことにしました。お客様に電話をしようとするにも、かろうじてアンテナが立っているかと思うと消えて圏外・・・。(こりゃ、ダメだ)と思い、途中来るときにあったちょっとした集落まで戻ることにしました。ここまで来ると、アンテナも何とか1本から2本をいったりきたりして立っているので、お客様に連絡すると、迎いに来てくれるというので待っていました。5分位すると、軽トラに乗ってお客様が来られてので後をついていくこととなりました。ちょっと走ると、結構急な坂で曲がりくねった道を走ると、目の前にテレビで見た光景が広がっていたのです。仮設住宅・・・。長屋のようも感じで、10棟ほどで、おそらく20から30世帯が暮らしているような感じです。仮設住宅の周りは、3M以上はある雪が取り囲んでいます。
お客様宅に入ると、玄関先に台所があり、風呂場、その奥に6畳ほどの部屋がありそこに通されました。ノートPCでNTTブリッジモデムがあります。フレッツ接続ツールをインストールしてPPPoEとメールの設定しました。時間にして10分ほどの作業。作業が終えると簡単な使い方の説明をして、その後少しお客様と話をしました。と言っても、何を話したらいいかわからず、災害地の現状は見ればいたいほどわかりますし、かといって、どうしても話題は地震になります。道中の話をすると、やはりお客様宅は当初向かっていた方向で間違いはなかったのですが、とても住める状況ではなく、結局付近の方々全員でこの仮設住宅へ移転したというのです。さらに、夏頃には、この仮設住宅も全員離れて、もっと町中に集団移転することも決まった、との話もしてくれました。「ほんとは、離れたくないんだけどね・・・」と最後に言ったお客様の顔がとても寂しそうだったのをはっきりと覚えています。
お客様は、わざわざこんなところまで来てくれてありがとう、と重ねて私にお礼を言うのでした。私は、その場をあとにして、お客様と待ち合わせた集落まで来ると、そこでさらなる驚きをえたのです。小さな小学校があるのですが、そこのグランド全てが仮設住宅で埋め尽くされているのです・・・。
あれから1年以上が過ぎています。
帰り道、旧山古志村付近であの「土所崩れに巻き込まれて奇跡的に助かった男児」の現場付近を通りました。テレビで連日伝えていたままのあの状態です。災害復旧中の看板がいたるところで目につきます。まだまだ地震から完全復旧までは時間が掛かることと思います。

そして、7月には一つの町が水没した、『7.13水害』がやってきます。地震、水害、豪雪被害・・・。もしかしたた私が住んでいるところは、今日本で一番住みたくない県として1番に選ばれるかもしれません・・・。それでも、私にとっては大切なふるさと。地方のローカルニュースでは今でもたまに災害地の情報が流れますが、全国ニュースではほとんど伝えなくなりました。
忘れたくても忘れられないあの日・・・。

これを読んでくださった方の中にも、たくさんの支援や励ましをくださった方も多いことと思います。直接、災害被害にあっていない私でさえ、同県の人間に日本中の善意が寄せられたことに深く感動していますし、こころより感謝しております。
本当に皆様のこころ、お気持ち、ありがとうございました。

ワガママなオンナ

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こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-6-20 15:29

仕事をしているといろいろな人に会います。
この方もノートPCのHDD交換が初めての出会いでした。歳の頃は30代前半、中肉中背でハスキーボイスのちょいヤンキーロングヘアーの女性です。名前はSさんとしましょう。2、3回パソコンのサポートを通じて、ある程度親しくなりました。
この方、ネットオークションや、DVDコピーなど、何かあると頻繁に私の業務用携帯電話にかけてきます。
あの日もそうでした。時間は夜の11時半ごろ。電話が鳴ったのは気づきましたが、時間も遅いし、また生まれたばかりの子供の夜鳴きもあり無視しました。(明日、私からかけ直せばいいだろう・・・)と思いながら、ちょっとたつとまた電話が…。これも無視しました。しかし、またちょっとたつと電話が鳴ります。しょうがないので電話にでると、「なんで、出ないの!!」と受話器からSさんのハスキーボイスが響いてきます。こんな時間に何の用か聞くと、CDドライブが壊れてソフトのインストールができない、という内容でした。
ドライブを修理するか、交換するか、ネットワークを組んでそこからインストールするか、などのことを簡単に話しをすると、なんとか納得した様子にはなりましたが、すぐ電話にでなかったことに対して文句を言ってきました。もう夜中の12時を過ぎています…。子供も泣いているし、相手にしてられないので、とりあえず謝ってその場をやり過ごしました。
翌日、Sさんからメールで、CDドライブが動かなくなったので焦ってしまったこと、PCサポート屋としてお客が困ったいるときは何時でも対応しろとのこと、さらに私に対して今までいろいろとサポートで費用を払っているのだから特別扱いしろ、などのことが書かれていました。
その後も、時間に関係なく電話がかかってきました。
されに、別のお客様宅にサポートで訪問している時でさえ、後で連絡してほしい、もしくはこちらから折り返す、と言っても、その場で勝手に話しをすすめてしまうほどでした。

ここで少し弊社のサポート体制を…。まず、CDドライブが壊れたこと、これはしょうがいないとして、PCサポートをしているからといって、うちの会社24時間365日対応はしていません。きちんと営業時間(9時から20時・日/祝休)も決まっています。またサポートを受けて費用を払うのは当然のこと。費用を払うのがイヤなら自分でなんとかするか、メーカーの保証期間中であればメーカーに依頼すればいいだけのこと。新規のお客様、既存のお客様、決して区別はしません。サポート依頼があれば、弊社で決めた作業費というのを皆平等に支払ってもらっています。これは、当然のこと(だと思うのですが…)。ただしサポート後、同一トラブルは1ヶ月間無償サポートをしています。ちなみに、弊社の場合、電話での問合せは基本的に無料。(電話代だけお客様払ってね。)
たしかにお得意さんというか、どういうわけかしょっちゅうPCに異常をきたしてサポートに伺う方というのはいます。そのような時、弊社はハード的な故障なら格安にて自社修理をすることもあります。ソフト的な問題ならリカバリーを勧めます。その際、これも格安で必要データのバックアップを取り、修理後安心して長く使用できるように最善をつくします。どうでしょう?同業の方読まれていたら、おそらく同じような対応をしているのではないでしょうか?

その後、今度はSさんから光ファイバの申込み依頼がきました。NTTにBフレッツの申込みをしました。通常、NTTよりお客様連絡先にコンサルティングの電話がいき、そこで申込み内容の確認、工事日の決定、がなされます。
SさんからNTTからいつまでたっても電話がこない、との連絡が入りました。私はすぐにNTTのBフレッツ対応部署に連絡しました。ちょうどこのとき初期工事費無料キャンペーンなどがあり申込みが殺到して、NTT側の対応が遅れていたのです。本来とっくにSさんにコンサルの電話がいっててもいいのにNTT側のミスで連絡がいってなかったのです。私はそのことをSさんに話をすると、私が申込みをしていなかったのではないか?NTTの連絡ミスではなく、私の申込み忘れなのではないか?などと激しく詰め寄ってくるではありませんか!
私は、再度きちんと申込みをしたことと、NTTも連絡ミスを認めていること、を説明しましたが聞く耳もちません・・・・・・・。結局、Sさんが勝手にNTTに電話して申込みのキャンセルをしました。
今回の件について、メールにてSさんに再度説明とNTT側のミスとはいえ、不愉快の思いをさせてことへの謝罪をしました。
Sさんからは、その返信メールとして、私が最後の最後まで自分のミスを認めずにNTTに責任を押し付けているのが許せないし、人間として最低であると同時に、もう何かあっても私のところにはサポート依頼はしない!、との内容を受け取りました。結局、私が言ったことを最後までご理解いただけないようでした。
まぁ、私としてもここまで言われて「はい、全て私の責任です。すいませんでした。」などと言えるほど人間できていません。
ただ、これを機会にSさんから開放されたと思うと、かなり”ホッ”としています。
ほんと、非常識なワガママな女性客でした。

情報不足

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こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-6-16 16:54

メーカーからの依頼です。大手企業の営業所(店舗)のサポートです。
テレビ電話の設定で訪問しました。今回のような訪問先の場合、ネットワークの専門担当者がいなく、営業マンと事務員、あとパートのおばちゃん、というのがほとんどです。営業所自体は、本社の担当者から「○○○からテレビ電話の設定に行くから、ヨロシクね。」程度の話しか伝わっていないことが多いです。今回もそうでした。

内容的には、ルーター1台にPPPoE設定、テレビ電話の設定、ネット接続の確認。という30分から40分程度の作業内容です。
訪問すると、店長らしき人が対応してくれて、他の社員の方々もしっかりとしたいい笑顔で挨拶してくれました。やはり、よい対応していただけると、こっちも気持ちよく仕事ができるものです。
あいさつもそこそこに、早速仕事にとりかかります。
現状のネットワークの確認から始めるのですが、すでに小規模ながらネットワークが組まれています。PC6台にプリンタ4台、という内容。ネット環境はADSLですので、とりあえずモデムの位置確認。ブリッジタイプです。当然のことながらモデムの近くにはルーターがあります。
今回、テレビ電話専用のルーターを設置しないといけません。現在利用しているルーターがあるとは聞いていません。さて、どうしたものか?
店長に、「こちらの機械(ルーター)は、はずしていいのですか?」と聞くと、
店長:「なんかよくわからいですが、本社と”(※1)△△△”というのがつながっていて、多分それ(ルーター)に何か設定していると思いますから、はずすとマズいと思います。ちょっと確認してみます。」
そう言うと、店長は本社のシステム担当に電話しました。
(※1 ”△△△”とは、社内ネットワークシステムのアプリケーションの名称です。)
店長:「はずしたらダメみたいです。」
思ったとおりの回答です。さて、どうしたものか?
ルーターとルーターを繋げること自体問題ないですが、テレビ電話専用のルーターはモデム直下に置いてPPPoE設定をしてTV電話端末(電話機)側を設定画面からDHCP設定しないといけないようにメーカー指示を受けています。
そうすると、モデム⇒TV電話ルーター⇒既存ルーター⇒各ローカル、というようなネットワークの環境にすればいいだけす。
とりあえず、既存ルーターのゲートウェイを確認。おそらく、これは変更してはいけないはず。TV電話ルーターのIPを既存ルーターに合わせて変更。その後、既存ルーターの設定内容を確認しようと、管理画面を開こうとするがパスワードが設定されています。再度、パスワードは何か?を店長に聞くと、
店長:「ちょっと確認してみます。」
と、再度本社に電話しました。
店長:「今ちょっとわかるものがいないみたいですので、折り返し連絡が来ますので少しお待ち下さい。」
との回答です。5分経過。・・・・・・10分経過、・・・・・・・・20分経過・・・・、「あのー、まだ連絡きませんか?」と尋ねると、店長が「すいません。ちょっと連絡してみます。」と、再度連絡。
店長:「今、この件にくわしい者がこっちに向かっているようで、あと5分位でつくそうです。ほんと、すいません・・・。」
いったい、どこから来るのか? まぁ、こっちとしても既に訪問してから1時間近く経っていますので、この際どこから来るのかはどうでもいいです。というより、くわしい人が近くにいるなら、最初からその人が来て設定すればいいのに…、ってその時は思いました。
『くわしい人』が到着。早速、今の問題と、どうしたらいいのか?を話すと、ぽかーーーん、とした顔して一言、「今、本社に確認します。」
って、おいおい!あんたくわしい人じゃなかったの!?、店長と同じことを電話先で話しています。とにかく、既存ルーターの設定がどうなっているのか?それとも、既存設定をいじらなくても、TV電話ルーターの設定次第でどうにかなるのか?それだけでも早く知りたいところでした。
結局、本社のシステム担当の方と直接電話で話しをしてほしい、とのことで、電話を変わると、なんとその担当者の方から信じられない言葉が・・・。
本社担:「実を言うと、私もよくわからないんですよ。私が設定したわけではありませんので…。」
「エッ!? もう一度お願いします。」
思わず自分の耳を疑って、聞き直してしまいました。
本社担:「すいません。この件の担当者が今留守でして・・・、あいにくいつ戻るかわからないので、今のところ私では対応できません。ただ、今使っているルーターは必ず使用してください。でないと、△△△が動きませんので・・・。」
もう、どうにもなりません。仕方ないので、今度は依頼元のメーカーに電話をして、今回の件を報告すると、それはこっちに言われてもわからない、お客様に確認してくれ、との素っ気ない返事。
一応、TV電話は必ず専用ルーター下でないといけないのか?既存ルーター後に専用ルーターを設置(おそらく意味はないけど…)する方法はダメなのか?TV電話端末さえグローバルIPを拾えればいいのではないのか? などど、質問しましたが、回答は専用ルーターにTV電話端末を設置すること。専用ルーターはモデム直下であること。が絶対条件でした。
こうなると、もう2セッションでPPPoE設定する方法しか思いつきません。仮に2セッションならTV電話端末に設定できるはず。そう思い、TV電話端末の設定画面を調べると、あるじゃないですか!!PPPoE設定できる項目が!!!
念のため、お客様に既存ルーターに設定されている接続IDとパスワード以外に別にもう1個TV電話用のIDとパスワードがないか確認しました。しかし、案の定、わかりません。との回答・・・。
メーカー側も今回の依頼を受けた、営業マンに再度詳細を確認してみるから、折り返し連絡すると言って電話を切りました。
この時点でなんだかんだで4時間近く時間が経っています。さすがにお客様も「お前何しにきたんだ?全部分かってて来たんじゃないのか?」って表情が時折見え隠れするのは気のせいでしょうか?
その後、しばらくすると今件のメーカー担当者から電話がきました。
メーカー担:「ほんと、すみませんでした。こちらの依頼内容の伝達不足です。2セッションの設定をしてください。今、IDとパスワードをお伝えします。何か書くものありますか?」
エーーー!!やっぱりーーーーーー!!! 私の予想があたりました。しかも、TV電話端末に設定する方法!
とりあえず、全ての設定後動作確認をすると、全て問題なし! 各PC、プリンタも動作OK!!
で、この時点で5時間経過・・・・・・・・。
とりあえず、お客様は無事設定が終了したということで、満足してくれました。でも店長は一言「いつも、こんなに時間かかるものなのですか?」、ですって。

今回は、メーカーの依頼ミスというより、情報提示不足。
こういうことたまにあります。ただ、今回みたいになんだかんだで5時間も、っていうのはめずらしいですが…。
エッ!?なに?当然その後メーカーから謝罪はあったのか?文句は言ったのか?ですって!?
いやいや、とんでもない!! こんなご時世です。PCサポートをしているところはたくさんある中で私に仕事を依頼してくれるメーカー様はとってもありがたい存在なのです。こういうときこそ、「全然大丈夫ですよ!これくらいのこと!!気にしないで下さい。」って余裕を見せてあげることで、更なる仕事につながるものです。
実際は、「ヤベー、次のサポートの人、約束時間過ぎて怒っているだろうなーーー。」って問題になっていてもね。(ちゃんと、事前に遅れることは伝えてありますよ。これ、大人としてのマナー。)

初期化スイッチが・・・

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こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-6-13 19:21

無線設定のサポート依頼がありました。
最初は自分で設定してみたらしく、一度は問題なくインターネット閲覧が可能になったにも関わらず、その後は全く見れなくなって、でも有線接続なら問題なし、という内容です。ご使用の無線機器はバッファロー製のAirStation。

お客様宅に訪問して、無線機器をチェック。バッファロー独自の無線セキュリティ機能の「AOSS」ランプが点灯しています。
このAOSS、無線の暗号化セキュリティをボタンひとつで簡単設定というすぐれもの!初心者の方にはとても便利な機能です。最近では、PSPの無線LAN接続もAOSS対応になっているくらいです。
ここ数年のサポートで無線LANをご利用されている方は非常に多くなってきていますが、案外セキュリティの設定をしていない方も多いのが事実です・・・。そのような中でこのAOSSの簡単セキュリティ設定は非常によい機能といえます。
しかし、AOSSの設定は無線親機とパソコンを近づけた状態で設定しないと失敗することがあります。失敗すると、本体のINITボタン(初期化スイッチ)より初期化して再設定しないといけません。
実際は、AOSSの設定に失敗されている方は多いようです。
今回のお客様もそのような状態でした。

早速、無線親機の初期化をしようとINITボタンをボールペン先で押してみたのですが、何かおかしい・・・。押している感覚がない・・・。通常ボタンが押されると、無線親機の前面にあるDIAGが赤く光って初期化されたサインをだすのだが、その反応すらない。何度か試してみるが全く反応が返ってこない。しょうがないので、手持ちのノートPCと無線親機をLANケーブルでつないでルーター管理画面から直接初期化をしようと試みました。
[192.168.11.1]でEnterキー! 「ページが表示されません。」
再度、ケーブルがきちんとつながっていることを確認して、コマンドよりipconfigで正しいIPアドレスが取得されているかをチェック!
・・・、[169.254.・・・]、っておい!「IPひろってこないじゃん!」「マジ!」などと思いながらも冷静にLANケーブルを変えて再度ipconfig。
[169.254・・・・]、やっぱり正しいIPアドレスをひろってきません・・・。

お客様に事情を説明して、無線本体の初期不良の可能性があることと、購入した店に持っていき、交換可能かどうかを確かめるよう話をしました。
その話をしている途中、お客様より、
「実は私もそのスイッチみたいのを押したんですよ。」「ひょっとして、私、チカラいっぱい押して、ボタンがもぐっちゃったのでしょうかねー?(笑)」
とのお言葉が・・・。
再度、初期化ボタンをよくみると、ボタン表面が少しへこんでいるような跡が見えます。
そうなんです。お客様がなんとか自分で設定しようと、あの手この手を試した結果、初期化スイッチで再度設定し直すことを思いついたまではよかったのですが、やっちゃいました・・・。チカラ加減がうまくできなかったようでして・・・。
壊しちゃいました・・・。結構微妙ですもんね。あの、ボタンが押されているのどうかの感触って。

保証期間中ということで修理にだすこととなりました。普通なら、修理後再度訪問して設定となるところですが、どうせ保証期間中ということで、お客様了承のもと、もぐった初期化スイッチを元に戻せないか、試してみました。
試した方法は、ピンセットでもぐったスイッチをひっぱる、というものでした。
しかーし、この方法がズバリ的中! なんと、元に戻ったのです!!
早速、初期化を試してみます。やりました! DIAGランプが赤く点灯しました!! 初期化できました!!!
その後、無線LANの設定をしてみると、問題なくインターネット接続ができます。念のため、再度初期化をして、再設定をしてみました。問題なく初期化されます。設定も大丈夫です。お客様にそのことを話すと、このまま使う、ということなのでそのままサポート完了となりました。

メモリの交換でチカラ任せでマザーボードを割った!(これもスゴイことですが…)という方は今まで一人だけ見たことありますが、無線機器の初期化スイッチを力いっぱい押して元に戻らなくなった、というのは初めてです。

いろんなヒトがいるんだな〜、ってあらためて感じました。

テレビ電話

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こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-6-8 19:00

ADSLや光ファイバーの普及に伴い、それらを利用したサービスが増えてきています。IP電話やSkypeとかがあります。
今回は、近未來通信の「admon TVfone(テレビ電話)」の設定でした。

お客様インターネット接続環境はYahooBB!
接続内容は、お客様PC(無線LAN)とTVfoneの設定。
同社から送られてきた機材一式は、ルーター(コレガ)1台とTVfone本体1台。
無線機器はお客様用意済み、となっています。
基本的にYahooBB!の場合はルーターの設定は必要ありませんが、一応管理画面よりDHCP自動取得の確認をしておきます。
繋ぎ方として、
 Yahooモデム(3G)⇒ルーター(コレガ)⇒TVfone・無線ルーター
としました。
TVfone本体の電源を入れると、自動的にDHCP自動取得で何もすることなくTVfoneの設定は完了。
無線ルーターはバッファロー製でルーター方式とブリッジ方式に切り替え可能タイプなのでブリッジに変更し、あとはPC側の設定のみ無線子機内臓のノートPCだったのでのアクセスポイントの登録をして接続確認もOK!当然無線の暗号化はバッチリ!
ここまでの所要時間、わずか10分ちょっと・・・。
俺って、すごい!?、なーんて思いながら最後にTVfoneの動作確認をしました。
実際に動作確認用の電話番号にかけてみる。
「ありがとうございます。○○○です。」と同時に、近未來のキレイな担当女性がTVfone本体に映し出される。これで発信は問題なし!
つぎに、着信のテストで、こちらの番号を伝えてかかってくるのを待つ。
・・・・・、いくら待ってもかかってこない・・・・・。
2,3分経過しただろうか、こちらか再度電話をかけてみる。
すると、今度は別のこれもまたキレイな女性担当者が応対してくれた。確認してみると、発信できていないとのこと。
(さて、どこが原因なのか・・・。)
お客様は期待して待っている。こっちもプロである。再度説明書を読み直してみるが接続には問題ない。ネットもつながる。ひょっとしてモデムの設定か・・・?
以前も同様なことがあった。遠い記憶を呼び戻し、次の方法を試しました。
YahooBBのモデムとPCをLANケーブルにてつなげて、モデム管理画面を表示させる。
”詳細設定”より「NAT」を確認。NAT機能がONになっていたのでこれをOFFに切り替える。その後、再度電源を入れなおしてテスト。
・・・・・・、着信ベルが鳴る!
さっきのキレイな女性担当者が手を振っている!
これで全ての接続が問題なく終了しました。

お客様に簡単な説明をすると、早速どこかに電話をして動作を試している様子でした。最後に「ありがとうございました。」との感謝の言葉をもらいお客様宅をあとにしました。
インターネットを利用した様々なサービスがありますが、今回のようなテレビ電話は今後ますます普及していくことと思います。

親しいヒトとは顔を見て話したいものですよね。

気が短い?

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こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-6-7 14:21

某大手電話会社系プロバイダからのサポート依頼でした。サポート先のお客様には某プロバイダの依託工事会社から人が行くのを事前に通告してあります。
サポート内容はADSL接続です。いたって簡単なサポートで通常10分位で終わります。
事前に某プロバイダとの契約内容に基づき、お客様に訪問する日時を電話で確認するのですが、その時からこのお客様、イヤ〜な感じでした。
お客様は60代後半くらいの偏屈そうな男性です。

お客:「いつ、来るんだ!(ちょっと怒り気味)」
って、しょっぱなからこんな感じ・・・。約束の日時を決めて、当日訪問することとなりました。
玄関にて呼び鈴を鳴らすと、
お客:「あがれ!」
って一言・・・。
玄関から入るとお客様があらわれて、パソコンのある部屋へと通されました。
部屋に入るなり、お客様は文句を言ってきました。
「オメーのところは、どれだけ人を待たせるんだ!!」
「そこに、オメーのところから届いた箱があるから、さっさと始めろ!!!」
「今日中に終わるんだろうな!!?」
「オメーのところなんで解約してもいいんだからな!」
その他、いろいろと文句や小言を言っています・・・。
私は、そのような方は基本的に無視します。まず、なんで怒っているのか分かりませんし、明らかに私が悪くないのだけは明白です。お客様と某プロバイダとの間にトラブルがあったとしても、私には関係ありません。
私はこのような場合、はっきりとお客様に言います。
私:「お客様がお怒りになっているのは分かりますが、ご存知のように私も○○○(某プロバイダ)から言われてお伺いしているだけなので、詳しい内容はわかりません。もしでしたら、再度お客様から○○○に同じことを言ってくれないでしょうか?」
いっけん、冷たい対応にも思われますが、実際いろんな方がいます。今回のような方をまともに相手をしても自分が不愉快になるだけですし、そもそも、何か言っても言うことなどまともに聞きません。かえって火に油を注ぐだけです。時間も無駄なだけです。
お客の言い分をまとめるとこうです。
1.ADSLの申込みをしてから1ヶ月近くたった。なんでそんなにかかるんだ?
2.ADSL開通前に、お客様の宅内環境やPCとかを事前に調べなくて大丈夫なのか?
3.なんで偉い人が来て、俺(お客様)に謝らないのか?

ハァ〜〜
カンベンしてください。久しぶりにこういう人に会いました。
なんていうか、自己中心というか、自分勝手というか、いい歳した大人がみっともないです。
ちなみに、言い分を回答すると、
1.某プロバイダーはお客様の申込み内容を正式に受理して、順番通り開通手続きをしています。まぁ、実際1ヶ月はちょっと長いかもしれません。しかし後でわかったのですが、この方初回申込みをして途中で一旦解約して、また申込みをしているようです。だったら、こんなもんでしょう。
2.今時、開通前にお客様宅に訪問してインターネット接続するための事前調査や注意事項など調べません。訪問する際の交通費や、調査費などお客様負担するのであれば別ですが、一般家庭のネット接続でそのような話は聞いたことありません。
3.この程度のことで偉い人は来ません・・・。そもそも、なんで謝らないといけないのかがわかりませんしね。

私は依頼された通りの仕事をして、インターネットの接続確認をして作業を終えました。最後に、お客様サインを貰うのですが、その時になってもお客様は文句を言ってます。
「オメーは俺に謝らないのか?」
「オメーのことを会社に言うぞ!」
「俺は気が短いんだ!!」
基本的に無視です。さっさとサインをもらいお客様宅をあとにしました。

数多くのサポートをしていればこのようなことはあります。
プロバイダ側や私の対応が間違っていたとかならば、お怒りなるのは分かるのですが、今回は勝手にお客様が思い込んで、勝手に怒っているだけです。そのような方をわざわざ相手にしてられませんし、仮にお客様の意見に対して何か言うとすれば私ではなく、プロバイダ側です。ヘタに私が何か言うと、それが原因で今度は私とプロバイダ側でのトラブルの火種にもなりかねませんからね。
今回のような、大手プロバイダやメーカーからのサポート依頼の場合は、決して「余計なことは言わない。依頼内容以外のことはやらない。」が大事なのです。
お客様から見れば時には冷たい対応と思われるかもしれませんが、結果的にこの方法が後々のトラブル防止にもなるのも事実なのです。

町が消えた…

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-5-31 18:43

季節外れですが数年前の11月の話です。
お得意様から「インターネットがつながらないからすぐ来てほしい。」との連絡を受けてサポートに向かうことになりました。
かなり離れたところにあるお店で、時間も遅かったため高速道路を利用して行くことにして、バイト君を一人連れて行きました。
途中、とんでもない雷が鳴ったかと思うと、車の屋根が、”おいおい、破れんじゃねーか?”と思うくらいの雹が降り、運転してても前の車のテールランプがやっと見える程度の視界でした。
私:「おい、ちょっとヤバくねー?」
バイト君:「ヤバいっすよ。」
なーんて会話をバイト君としながらゆっくりと運転してました。
ちなみに使用高速道路は日本海東北道(わかります?)。途中で工事が止まっています…。この高速道路、片側1車線の対面通行。おまけに田んぼの真ん中にあるもんだから激しい横風が吹くと、とても恐いものです。
気をつけて運転していると、本来視界に見えてくるはずの町の明かりが見えてこないではありませんか?
私:「あれー、こんなに遠かったっけ?」
バイト君:「いや、そろそろ出口っすよ」
そのまま運転してました。とにかく、雷と雹がすごいので、低速で走っていたため本来なら見えてもいいはずの町の明かり見えてこないだけだと思いました。
私:「あっ、あそこだね。」
やっと、町の明かりが見えます。
雹がだんだんと霰(アラレ)に変わってきました。
バイト君とたわいもない話をしていると、なんか外の景色が変なのです。

”ん…!?”
「あれ!?」

たぶん、私だけでなく、バイト君も感じていたはずです。
私:「あれ!? さっきあっちに○○○(町の名前)、見えてたよね?」
私が町の明かりが見えていた方角を指差すと、バイト君はうなずいて応えました。
しかし、またちょっとすると確かに町の明かりが見えます。
外は、一段と雷と霰が激しくなりました!
私:「また、光った!」
空気が震えるほどの雷が鳴り続いています。次の瞬間、
私:「町がない…。」

そうなのです! あまりにも激しい天候のせいで運転にばかり気を取られて気づかなかったのです! 
雷が目的地の町に落ちるたびに、町が一斉に停電になっていたのです。

なかなか見れる光景ではないです。
雷が、どこかしらに落ちていく光景。それも何度も…。
それに合わせて、そこそこ大きい町が、一瞬にして消えたかのような光景。
あたり一面真っ暗になりました。

なぜか突然思い出してブログに書いてみました。
ちなみに、サポートのほうは、雷が原因でルーターが壊れていました。でも、パソコンは大丈夫でデータが無事でなによりだったのを覚えています。

これと似た自然の恐さというか、凄さを体験したサポート思い出が何件かあります。
それらの話はまたの機会に書きたいと思います。

某電話会社系プロバイダからADSL接続の設定依頼が来ました。
お客様宅までが遠い・・・。  一度は断りましたが、「別途交通費を出すから。」と言われて行くことになりました。
最近のADSLモデムは基本的に配線すれば接続可のものが多いです。PPPoAなどでもプロバイダ側で接続IDやパスワードを設定している場合もあります。
パソコンもWindowsXPがほとんどで、LANポートは標準装備だから、モデムとパソコンをLANケーブルで繋いで、電話回線もつなげて電源ONでOK!!というのがほとんどです。
おそらく全くのパソコン初心者でも説明書通りで30分もかからないでしょう。
私のようなプロだと、モデムを箱からだして、配線しても、ほんと10分もかかりません。
昔と比べて設定が簡単になったのはいいですが、その分、設定単価も下がっているのが現実です。近場の作業ならほんとオイシくてラッキー!って感じなのですが、訪問先が遠いと・・・。
今回、往復5時間かけて行ってきました。
おまけに行った先のお客様、ご丁寧にもモデムを箱からだしてあり、ついでに配線もしてあり、パソコンの電源もON状態。よく見ると、Yahoo!のオークションサイトが表示してあるではないですか!?

お客様:「多分つながっていると思いますよ。」
私:「・・・でしょうね。」

一応、再度ネット接続の確認と、測度帯域を調べて終わりました。
それでもお客様宅の滞在時間5分弱・・・。

ほんと、「もう夏もすぐそこまで来ているなー」と思えるくらい暑い日の出来事でした。
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