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D3ブログ - webmasterさんのエントリ

こわ〜いサポート

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-8-12 16:06

今の時期に相応しいお話をひとつ。
私はサポートで要望さえあればいろいろな地域へと訪問します。遠い場所となると車で片道2時間以上などよくあります。ちょっとしたドライブです。
そんな遠い場所だと、だいたい午後一とかの訪問サポートがほとんどなのですが、お客様の都合によっては夜遅くということもあります。
あのときは、確か夜8時頃お客様宅に訪問でした。けっこうの山奥で、道も狭く、街灯もあまりないようなところでした。サポート内容自体はインターネットの初期設定というものでなんの問題もない内容です。無事終了してお客様宅を後にしたのですが、帰り際にお客様(息子さん)のお婆さんでしょう、けっこう歳を召されてましたがご家族といっしょに玄関まで見送りに来てくれました。
挨拶をして帰ろうとした矢先に、「きつねさ、化かされんようにしなっせ。」と言ったのです。息子さんは苦笑いしながら、「ばーちゃん、やめれ〜さ。びっくりするっしょ!」と言い、続けて「気にせんといて下さい。暗いですから気をつけて帰ってください。」と見送ってくださいました。
私は、((おい、おい!気にするって!きつねってなんだよ!?))と感じながら、車に乗りお客様宅を後にしたのです。私のクセというのでしょうか?、はじめて訪れるような場所だと、行きの道は地図を見て迷わないようにするのですが、帰りはなるべくもと来た道を通らずに、裏道を探して帰るようにしているのです。いい歳してちょっとした探検気分を味わいながら。
その時も、お婆さんの言葉が気になりながらも、((いまどき、きつねっているのかよ?まぁ、たぬきはよく見るけど・・・))と思いつつ、例のごとく違う道を探して帰ろうとしました。時間は9時過ぎだったと思います。もともと、この訪問した地域は農村地帯で、山のふもとに田園風景が広がっているようなところです。たぶん、方向的にはこっちの道でも帰れるだろう、と自分の方向感覚を頼りにハンドルを切り車を運転していきます。気のせいか、山奥に入っていっているような感じが・・・。でも、街灯があるので多分大丈夫だろう。きっと、峠道になっているんだろう、くらいにしか思わず運転を続けました。

だんだん山を登っていくとトンネルが出てきました。よく怖い話である暗い、いかにも”デマスよ・・・”という感じのトンネルではなく、トンネル内のランプも明るく、全く怖さの微塵のかけらもないくらいの普通のトンネルでした。そんな普通のトンネルですから当然のように普通に通り抜け、さらに進みます。そのまま行くのですが、な〜んかとてもじゃないが街に帰っていけるような雰囲気ではないのです。それでも、前へ前へと進むしかありません。自分の勘を頼りに・・・。
しかし、勘が外れることはよくあることです。しばらく進むと、どうやらダムに続く道だというのが理解できました。((こりゃ、道間違えたな・・・))と思い、いつの間にか道幅が狭くなっているのでUターンもできず、とりあえずはダムまで行ってから引き返そうと決めて車を進めました。
案の定、ダムにたどり着きました。そこに自販機があったのでコーヒーを買ってから車をUターンさせることにして、しょうがないのでもときた道を引き返したのです。けっこうの下り坂なので運転に気をつけながらゆっくり行きました。対向車が来る気配などありません。先程通ったトンネルの近くまで来たときでした。最初はホタルかと思いましたが、よく見ると違うのです。というか、よく考えればこんな山奥にホタルなんかいるわけありません。

一瞬、心臓が止まるとはこのことでしょう!!
な、な、な、なんと、道路脇にロウソクの火のような明かりが見えたのです。
自分の眼を疑いました。車のライトをハイビームにしてよく見ると、多分小さな祠だと思いますが、その手前のロウソクが炎をともしているのです!!
マジ、ビックリしました! 絶対来るときはそんなロウソクの火のようなものは見ませんでしたから・・・。さらに祠があることも気が付きもしませんでした。
一旦ダムまで行って、戻ってくるまでおそらく10分か15分少々だと思います。その間誰かが来て、火をつけていったとはとても思えるような時間と場所、雰囲気ではないのです。
もう、脇の下、汗でびっしょりです・・・。祠を通り過ぎ、恐る恐るバックミラーを見ると、確かに灯りがまだ見えるのです。赤というか、赤黄色の色がユラユラ揺れているのです。
すごい恐怖感に襲われながら、事故ったらマズイ、と思い、運転だけはしっかりしたのです。

どこの道をどう通ったか覚えていませんが、やっと街に近づき、コンビニを発見したのでそこで気持ちを落ち着かせるために車を止めました。
((さっきの、なんだったんだろう? オバケ・・・、火の玉・・・))、いろんなことが頭によぎりましたが、最終的には、”気にしない! 見なかったことにしよう!!”と決めたのを覚えています。そう、一度はそう思ったのです・・・。
し・か・し、・・・・・。
一服したし、そろそろ帰るか!って思い、車に乗った瞬間に思い出したのです!!
そして、背筋が寒くなり、全身に鳥肌が立ったのです!!

「あれ!? そういえば、おれ、帰りにトンネル通ったっけ??」


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PCサポートの実力

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-8-3 10:53

パソコン関係の仕事に従事するようになって結構の年月が経ちます。
今まで多くのパソコンを見てきました。おそらく1000台は軽〜く超えていると思います。
お客様宅に訪問して、よく言われることに、「そんなにいろいろと知っているとパソコン使ってなんでもできていいわね〜」とか、「やっぱり、専門の学校出てるの?」とか、「あんたの商売は儲かっていいね〜!」など...、本当にいろいろと言われます。
先に結論を言いましょう。多分、お客さん思っている以上にわたしはパソコンを知っていないし・・・、三流大学をやっとこ卒業のバリバリ文系だし・・・、思っている以上に儲かっていないし・・・、それに、それに・・・、やめておこう、これ以上書こうとすると、泪でモニターがかすんでうまくブログの更新ができそうもないから・・・・・・・。

パソコンサポートをしている人はたくさんいます。私のパソコン認知度レベルを客観的に自己分析すると、『中の下』くらいがちょうどいいかと思います。
あなたの周りや職場にいませんか?専門職でもないくせに、やたらとパソコンに詳しいおっさん。そうそう、そのおっさんをもう少し若く(?)して、やたらとお客さんには愛想いいのが”ワタシ”です!自分自身、そんなにパソコンに詳しいとは思っていません。それどころか、「なんで、専門でないくせそんなに詳しいの?」って思う人が世の中にはゴロゴロいます。もっと、勉強せねばいかんのです!
この間、友人とファミレスで昼飯を食べてると、友人の後ろの席から「やっぱり、64(多分アスロン64のこと)でしょ!」って天パー(天然パーマ)のヨドバシカメラの買い物袋を持ったデブッちょ君が話す声が聞こえてきました。「そうだよね、ペン43G選ぶならXP(多分アスロンXPのこと)でもいいよね!」と、友達が応えています。ちなみに友達も天パーで銀縁メガネがとてもよく似合う青年でした。ワタシは、友人と席を代わってもらい二人の会話を盗み聞きしようしたのですが、いかんせん店内は昼時で騒がしくあまりよく聞きとれませんでした。おそらくCPUの話をしているのでしょう。クロックがどうのこうの、とか、2次キャッシュがああだこうだ、とか言っているのは聞き取れましたがほんと、CPUについて「なんでそこまで話しが盛り上がるの?」って思うくらい詳細に話込んでる様子でした。「でも、、いまさらデュロンはいらないけでね」なんて言うと、「そうそう、それならまだセレロン選ぶよ。」と返すかんじで話は続いています。二人の話はインテルとAMDの因縁めいたところまで拡がっていきました。さらにマックに搭載のインテルCPUまで・・・。
私は(64?オマエらの場合、ニンテンドウ64のほうがお似合いだろ?)などと思いながらも、ところどころツッコミを入れたくなるとこが満載でしたが、世にはこういう方々がたくさんいることをあらためて知ることとなりました。私、CPUのことなんてはっきり言って全くわかりません。とにかく、OSとソフトが普通に動けばいいくらいのスペックがあれば充分です。ペン4の2G以上あれば充分でしょう!って思っています。3Dゲームもしないしね。でも、今更デュロンって…、は分かります。気になるところで Core2Duoあたりを使ってみたいけどそうするとマザーボードも変えないとダメだし、なんて思う程度です。

私がサポートするお客さんは、「今日」という漢字変換ができないと言って訪問したら「けふ」と打ち込んでいるおじいちゃんだったり、「インターネットにつながりません。すぐ来て下さい!」と言われ、早速訪問するとリンクダウンしてたり・・・、な〜んていうほんとカワイらしいサポートも多かったりします。(モデム確認してNTTに電話せいや!!!)などと決して思ってはいけません。
当然、パソコンが起動しないとか、周辺機器が認識しない、無線の共有設定やリピータ設定をしたり、というサポートもありますよ。
でもね、そこらへんのサポート内容となると、ちょっと勉強したり、少し場数を踏めば誰でもできちゃうレベルなんです。
もっと重要なのは、お客様に分かりやすくトラブル原因や使用方法を説明すること。極端に言えば、ある意味パソコンサポートは接客業に近いものがあるのです。
笑顔で対応!これ当然。サポートを頼むお客様はなにもわからない、ということを前提に話をすること。それも、たとえ話を入れながら、理解しやすいように説明できればよりGood!!
だから、いくらパソコンに詳しくてもきちんとした接客ができないとこの商売はできないものなのです。

パソコンサポートに訪問して、なにをやっても調子が元に戻らない場合や、症状が改善されない場合は最終手段を実行すればいいんです!!
「リカバリーしましょ!?」「起動するうちにバックアップしましょ!?」
ってね。
それで、どんなにパソコンでもほとんど元に戻りますから。パソコンサポーターなんてこれくらいの気構えで成り立つものです。


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マックでブォーン!

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-7-28 18:42

マック・・・。”マクドナルド”のことではない。ちなみに、関西では「マクド」と呼ぶらしい。
そんなことはどうでもよいのだが、りんごマークのマッキントッシュのことだ。インテルCPUを搭載するという英断をしたマックだ!
パソコンサポートという仕事をしていると、当然マックのサポートもある。割合でいうと、50台に1台くらいだろうか? ほとんどがインターネットの初期設定というものだ。設定の難易度で言うと「★☆☆」という星ひとつレベルの非常に簡単なレベルである。OSXでDHCP接続(Yahoo!など)の場合、ネットワークから内臓Ethernetを選択して、TCP/IPでDHCPサーバを参照を選択でOK! PPPoE(フレッツなど)でも、PPPoEのタブがあるので選択して、アカウントとパスワードを入力すれば接続できる。OSXは非常にインターネット接続設定が簡単だ。
ちなみ、OS9や8.5以上の場合でも、アップルメニューからコントロールパネル、TCP/IP、Ethernet、DHCP選択でDHCP接続は完了。フレッツのPPPoEなら接続ツールをインストールして、経由先をフレッツ接続ツールのPPPサーバ参照でネームサーバやドメインを指定してあげれば大抵のプロバイダが接続OKのはず。
と、こんな感じでマックのインターネット接続のサポートはWindows同様簡単なのです。
しかしながら、私の地区では同業他社さんで「すいません・・・、ウチでマックのサポートできる人間いないので、そちらでお願いできますか?」などと、パソコンサポート屋からサポート依頼されるという、わけのわからん依頼もあります。
パソコンサポートを生業としている以上、マックも触れなければダメなのです!
こういうと、まるで私がマックもウィンドウズも「俺って、両刀使いだぜ!」的な両方使いこなすイメージが沸くかもしれません。
しかーーーし、わたし、マックはインターネットの設定はできても、それ以外は全くわかりません。
だって、普段マック使わないしー、っていうかーー、マック右クリックないしーーー、CD出すときなんでゴミ箱に入れないと出ないかわからないしーーーー。
・・・・・・・、マック、ハッキリ言って、わけわかんないッス!
そんな私でも一応マックは持っている。G4のOS9で、もらい物だ。一度はマックの使い方を覚えようとしたこともある。しかし、30分で挫折した・・・。
ヒマなときにでも適当にマックでネットでもしながら覚えればいいや、な〜んて思っても、ほとんど電源すら入れない・・・。
マックを触るときは、ホームページの動作確認くらいだ。電源を入れて「ブォーン」というマック独特の起動音に違和感を覚えながらブラウザを起動する。で、「スタイルシート、ダメじゃん!ズレてんじゃん!!」といった感じで自分のCSSの認知度の甘さを知り、「別にイーじゃん!どうせ、ほとんどがウィンドウズを使ってるわけだしー・・・」と一生懸命自分に言い聞かせながら、なんだかんだでHTMLを修正するのである。
私自身、マック利用者ではないので、マックのことを”どうの、こうの”言うことはできないが、仕事柄マックに関する思い出はたくさんある。

「なんで、AirMacでダイアルアップ?」っていうか、AirMacのサポート、今までしたことネーし・・・。などといった、Macに関わるサポートをこのブログでちょっとづつ紹介していきたい。
マックユーザーからすると、「オマエ、そんなことも知らんの?」というお叱りを受けることを覚悟しながら・・・。


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悪魔の通知・・・

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-7-21 18:13

いや、そんな覚えはないですって! 何かのまちがいではないですか? メールでいきなりそんなこと言われても・・・。

今回の話はこのサイトにまつわることです。どうですか?なんか、このサイトの右側さみしくなっていませんか?GoogleのAdsenseって知ってますか?
今はやり(?)のアフィリエイトってやつです。広告がクリックされたら、広告主からサイト運営者に広告料が入ってきます。私、このサイトでAdsenseを利用していました。Googleが提供する広告は非常に質が高くて、私のような専門サイトに適した広告を自動に表示してくれるサービスは本当に素晴らしいと感じておりました。

今年の5月末にサイト公開をして、それにあわせるようにAdsenseの利用を開始したのですが、当初はサイトアクセス数も少なくAdsenseのクリックはほぼ無しの状態でした。というより、私もそれほど期待はしていませんでした。
それが、ある日を境に急激にサイトへのアクセスが増えてそれに伴いAdsenseのアクセスが増えたのです。詳細のAdsenseのクリック率は言いませんが、それはもう信じられないくらいです。「うそー!!?? マジーー!!??」って思うくらい。
夢を見てました・・・・・・。わずか1週間足らずの儚い夢を・・・・・・。
本日、GoogleからAdsenseの非承認(停止)メールが届いたのです。ネットの噂で知ってはいました。Adsense利用者から見れば「悪魔の通知」・・・。
要するに広告主に非利益になる行為を私が行ったというものでした。例えば、自分で広告をクリックする。(絶対してはいけません!Adsense利用者の最低限のマナーです!!) 誰かとグルになってクリックを増やす。(こんなの論外です!!)その他、不正に広告を表示させてクリックを促す行為などがあります。当然、私にそんな覚えはありません。検索で調べたら同様の例がたくさんあります。そのほとんどがGoogleに対して否定的な見解が多くて、正直見ていて嫌になる記事もありました。
で、私がGoogleが提示する違反行為に該当する可能性があるものを、ナイ頭で一生懸命考えてみました。
まず、私自身のアクセス。これはないのですが、私の妻が同一ネットワークでインターネットを利用してたり、私のPCを利用したりしていることがあります。ブラウザのホームページはこのサイト。((うちのカミさんがクリックした可能性はある!))だとしたら、しょうがないです。一応事前に注意はしてましたが、カミさんはそれほどインターネットに詳しくないから興味がある広告をクリックした可能性は否定できません。
次に考えられるのが、多分停止された理由は”これ!”だと思います。
7月12日Yahoo!Japanへの掲載。とてもつもないアクセスが来ました。それに合わせて突然Adsenseの広告クリック率が跳ね上がりました。それに伴いクリック収入が右肩上がりで増えました。わずか1週間の出来事です。
多分これ自体は問題ないと思うのですが、「アドセンス狩り」というのに狙われた可能性があります。興味がある方「アドセンス狩り」や「Adsense 非承認」などで検索してください。
要するに、誰かが意図的に私のサイトのAdsense広告をクリックし続けた可能性があるのです。
はっきりいってショックです・・・。

かと言って、仮にそうだとしても、急になんの警告もなく一方的にアドセンスの停止を言ってきたGoogleを責める気はありません。
なぜなら、Googleにもきちんとした言い分があると思うからです。Googleはクリック詐欺にあったとして広告主から訴訟を起こされました。9000万ドル(約100億円?)で和解をした経緯があります。それ以前に、Adsenseのポリシーとして、「いかなる理由があろうとも不正クリックはダメ。それは広告主の利益を守るため」という明確の理由があります。
もし、私が広告主の立場ならGoogleのこの姿勢を非常に立派で信頼おけるものと判断します。逆の立場になって考えれば今回のAdsenseの停止もある程度は納得できるのです。
私にも非があります。急にアクセスが増えてAdsenseのクリックが増えたときにもう少し気をつければよかったのです。一応、こっちも”プロ”を自認しているのならね。

とは言え、万が一の可能性にかけてGoogleに今回の停止に関する「可能であれば、停止を解除してネ」メールは流しました。おそらく返信はないと思いますが・・・。
最近、ブログを利用している方を多く見かけます。そのほとんどが、アフィリエイトを利用していると思います。決して不正はしてはいけません(しないと思いますが。)。「知らなかった!」では済まされないこともありますので・・・。
楽しく便利にインターネットを利用したいものです。

さて、右のぽっかり開いたスペースをどうしたものか・・・?


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HDDトラブル

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-7-19 0:44

突然パソコンが起動しなくなったら・・・。
毎年この季節、7月から9月にかけてハードディスクのトラブルが増加します。だいたいのパターンが、「パソコンが起動しないのですけど…」「昨日まで普通に使えていたのに…」というような内容で問い合わせがくることが多い。
で、サポート内容はデータの救出(復旧・復元)となります。このような作業を「サルベージ」なんて言います。もともとは沈没船の引揚作業や海難救助などを言うらしいですが、ことパソコン関連では「データの救出」をさします。

ハードディスクのトラブルには大きくわけて2つあります。
 1)ハードディスクの物理的故障
 2)ハードディスクの論理的故障

物理的故障とは、ハードディスク自体が壊れてしまうこといいます。多いのが、基盤が回らなくなった、歪んだなど。サルベージの作業代は「それ、パソコン1台買えるじゃん!?」っていう値段から、「それ位ならなんとかお願いします。」という値段までざっくばらんに言うと、50万以上から数万程度と幅が広い。しかし経験からいうとほとんどの方が諦める値段というのが多い。要するに物理的な故障の場合は「ご愁傷様でした…。」となるパターンです。ちなみに、私のところでは物理的故障には対応してないので、契約関係にある業者にお願いする。
パソコンから「カラカラ〜」とか「カシャカシャ・・・」などと異音がする場合、ハードディスクの異常が考えられるし、壊れる前兆ともいえるので早めにデータバックアップなどの処理をして注意したほうがいいです。

論理的故障とは、ハードディスク自体は壊れていないがなにかしらの原因でOSが正常に起動しないとか、ハードディスク自体にアクセスしないという内容です。ほとんどの場合、OSの起動ファイルの破損や間違ってフォーマットしてしまった、などです。ハードディスク自体は大丈夫なわけで、比較的データ救出の可能性が高いといえます。ただし、物理的障害同様、サルベージの作業代の幅は広いです。一般的には1万5千円から3万円くらいというのが多いです。私のところでは、1万5千円からで、あとはデータ復元量(GB単位)で加算します。
論理的な場合、対象となるハードディスクを別のパソコン(サルベージ用PC)にスレーブとしてつなげて作業します。こうすることで、起動ファイルが壊れている場合でもハードディスクにはアクセスできますので、必要のデータは比較的簡単に救出できるのです。わかりやすく言うと、Cドライブ、Dドライブが標準であるとすると、対象HDDをスレーブとしてつなげることで、EドライブやF、Gドライブなどとしてマイコンピュータ上で確認できるようになり、あとは通常のコピーで違うドライブへとデータを移すのです。
間違ってフォーマットした場合は、データ復元ソフトを利用します。今は安くて性能の良いソフトが販売されています。基本的にはそれらを利用して復元します。一般用のソフトを利用するので作業代も安めです。1万円前後くらいです。まぁ、ほとんど場合が作業時間に費やされるのですが・・・。
近日中に「間違って消したデータを復元する方法」を公開する予定です。フリーで使える復元ソフトや、データ復元できる可能性を確認できる方法(実際の復元作業は専用ソフトが必要)、おすすめ復元ソフトを紹介します。

梅雨の時期というのは湿気でパソコンにダメージを与えやすく、おまけに暑いとなると、より深刻のダメージを知らないうちにパソコンに与えています。ハードディスクのトラブルにつながることが多いので、日頃から大事なデータのバックアップを取る習慣を身につけましょう。理想はCD-RやDVD、外付けHDDなどの外部メディアにバックアップをとるのがいいですが、Dドライブなどのメインドライブ(ほとんどがCドライブ)以外にデータを移しておくのもいいです。この場合、CドライブがダメでもDドライブのデータは大丈夫!となり、ほとんどのパソコンでCドライブだけ再セットアップしてやればOK!(ラッキー!!)という非常に簡単な手間で済むのです。
『ハードディスクはいつかは壊れる!』 このことを頭の片隅において、データのバックアップを定期的にとるように心がけましょう。

パソコンサポートの相場

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こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-7-15 1:13

パソコンのサポートを今まで受けた方、幾らくらいかかりました?よく言われます、「もうちょっと、まけて!」って。例えば、インターネットの設定の場合、だいたい4.000円から5.000円前後が妥当だと思います。無線の設定サポートの場合は、8.000円から10.000円くらいでしょうか。これらの値段は、仮にサポート時間が10分程度で終わってもきっちり決まった金額をいただきます。「えっ!たったそれだけで5.000円もとるの?」なんて思われた方も多いのでは?しかし、これにはちょっとした理由があります。一般的にはサポート費には「訪問費」というのが含まれているのです。ちなみに私のところでは、往復1時間半以内なら2.000円がサポート費に含まれています。例えば、インターネットの基本設定をしたとき、サポート費が5.000円だとすると、内訳は訪問費2.000円、作業代が3.000円となります。最近では、1時間3.000円なんて時間制の料金設定をしているところもあります。
一般的にパソコンの調子が悪い場合、メーカーに修理依頼をだすとリカバリー(再セットアップ)で10.000円くらいかかります。ただし、修理期間が長いのがネック。2週間から長くて1ヶ月はかかります。
基本的に私のところでは、お客様宅に訪問して不具合の解消もしくは修理や設定をしますが、どうしてもその場で間に合わないときはお客様了承のもと、パソコンを預かり修理します。その場合、預かり代や、修理後の最訪問費などはいただきません。あくまでも当初予定の料金のみで作業をします。さらに、預かったパソコンはほとんどが翌日もしくは3日以内お返します。逆を言えばそれ以上かかるようだと、私のとこででは対応できないと判断して、メーカーなどに修理依頼をだします。
修理が必要でその際にパーツなどの交換が発生した場合は、別途パーツ代の実費をいただきます。
下記に主なパソコンサポートにかかる費用をざっくりとまとめてみました。ただし、これはあくまでも目安で、またメーカーサポートなどを元にして実際に私がいただく料金が基準です。ある程度の幅をもたしていますが、だいたいその料金内なら良心的なサポート屋だと私は思います。

・インターネット基本設定(モデムの設置やメール設定など) ¥4.000〜¥5.000
 ※LANケーブル配線は含まない。
・無線LAN設定 ¥7.000〜¥8.500 (追加PC2台目以降、1台に尽き¥2.000〜¥3.000)
・有線LAN設定 ¥4.500〜¥6.000
・パソコンリカバリー ¥8.000〜¥10.000
・プリンタやスキャナなどのPC周辺機器の設定 ¥3.500¥\4.000
・ブログの初期設定(簡単な使い方説明含む) ¥10.000
・スカイプの設定(簡単な説明含む) ¥5.000
・Webカメラ設定 ¥8.000〜¥15.000
・データ復元(HDD認識可能が条件) ¥15.000〜¥30.000(復元データ量で変わる)
・ソフトインストール代 ¥3.000¥\4.000
・メモリ増設やLANボード取り付け(部品代は別途) ¥3.000〜¥4.000
・その他、よくわからないがパソコンの調子が悪いのでとりあえず来て見てくれサポート ¥3.000〜

大まかだがこんなものだろう。当然賛否両論、値段の増減があるだろうと思いますがこんなものだと思います。パソコンの状態によって多少の増加がある場合もある。ただ、減少は基本的にない。ちなみに、パソコンを持っていきますからとりあえず見てほしい、などと自らサポート屋に持ち込んだ場合はもっと安い場合もある。私のところでは、お客様自ら持ってきた場合、見るだけなら無料だし、簡単に直せる場合なら同様に無料にしています。
大事なのは、最初にきちんと「何をサポートしてほしいのか?」もしくは「パソコンもしくは周辺機器のどこがどう調子悪いのか?」をきちんと把握して説明できるようにておいてからサポートを頼むといいでしょう。場合によっては、電話サポートで済むときもあります。
あとは、電話での対応がきちんとしたところにお願いするといいでしょう。結構多いのが、電話で対応した方と実際にサポート訪問にお伺いする人間が違うときがある。それでも、きちんと話が伝わっていればいいが、念のため「あなたが来てくれるのですか?」と聞いたほうがいいでしょう。仮に電話で対応した人以外が訪問するとなっても、その一言があるとちょっとしたプレッシャーとなってきちんと話を伝えたり、場合によっては実際にサポートする担当者が再度電話で詳細を聞いてくるときもあるからだ。

お金を払ってサポートを受けるのだから、「自分はパソコンがわからないから、とにかく頼むよ・・・」みたいなことはせず、わかる範囲できっちりと説明をして的確なサポートを受けてください。
最後に、サポートする者も人間ですから、いくらお客様といえども態度が横柄であったり、わけのわからない文句など言うと、他に不具合を見つけても言わずに、ほんとうに必要最低限、言われたことしかしないで帰るサポーターもいます。
サポートする人によっては、あなたがいい人だとサポート費を安くしてくれたり、他にも不具合があったら無償で対応したりするときもありますから、パソコンはよくわからないけど、サポーターはうまく使ってやろう、という気持ちでお願いするのがポイントです。
私は、結構のりやすい性格なので、おだてられているとわかりながら、ついつい気分が良くなり、サポート代を安くしたり無償でおこなったりするときがあったりして・・・・。
それでも、お客様に喜んでもらえればそれが最高のサポート代なんですけどね。(などと、心の中に5%分くらいしか思ってないことを言ったりしながら〆たりして・・・)

濡れたパソコン…

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-7-13 18:33

7月13日は、私が住んでいる地域で2年前に「7.13水害」として大雨により河が氾濫し、ひとつの街が大洪水に襲われて甚大なる被害がでた日である。幸いにも私自身に直接的な被害は起きなかったが、お客様で家やお店、車が被害にあった方が数多くいる。今日も外はあの日と同様の大雨である。忘れられない日だ・・・。
前日に私のサイトがYahoo!に掲載された!なんて喜んではいるものの、ちょっと外をみると、カレンダーを見ると、2年前を思いださずにはいられない・・・。
皆さん、”雨がイタイ!”というのを経験したことあるだろうか?私はあの日初めて経験した。”イタイ!”のです。

私のお客様でパンとピザ、パスタを販売しているお店があります。そこの店長からの聞いた話ですが、当日あっ!という間に水が襲ってきたらしいです。一気に胸下まで水がきたらしいです。聞いて一番驚いたのが、業務用の冷蔵庫、そうあの銀色のバカ大きいよく冷えそうな冷蔵庫。あれが水の力で浮かびあがり、そのままだと屋根を突き破ってしまうので仕方なくドアを開けてワザと水をいれて沈めた、というのです。さらに、このままだと店に閉じ込められて逃げ道がなくなるので仕方なく外に出て水に浸かりながら逃げた、と言ってました。
現在はまた新しくお店を再出発して元気に頑張られております。ちなみにそこのお店のパンで「こしひかりパン」という名前のとおりこしひかりで作ったパンが、ほんと美味しいのでオススメです。
天然酵母パンのケンリッチ


水害というのは水が引いた後が本当の意味で”水の災害”を実感できる。まずは、臭い・・。下水の臭いや、生ゴミの臭いがいたるところでする。少し離れた街近くの高速道路を走っていてもその臭いははっきりとわかるくらいであった。さらに、ゴミの山・・・。街中いたるところに家庭のゴミがだされており、それが更なる不衛生な環境を作り出すのだ。忘れられないのが、そのゴミを一箇所に集めた場所だ。廃業した地方競馬場を臨時のゴミ捨て場として利用したのだ。散々だる光景だった。

そのような状況でも日が経つと徐々に日常生活に戻っていくと、身の回りの整理がはじまっていくのだろう。パソコンのサポートがぽつぽつとやってきた。ほとんどが水に濡れてほぼ復旧するのは不可能なデスクトップパソコンばかりだった。
「なんとかデジカメの写真だけでも取り出して欲しいのだが・・・、どうしても大事な写真があって・・・」と、あるおジイさんからの依頼である。おそらく、孫かなんかのデータなのだろう。一生懸命パソコン覚えてなんとかパソコンにデジカメデータを取り込んだのだろう。そのようなことを考えると、とてもせつない気持ちになった。同様に、ハードディスクに入っているデータの復元依頼がほとんどである。水に濡れたケース内から異様な臭いがしてくる。開けてみると、”コケ”のようなものが生えていたり、カビが生えていたり、と悲惨な状態だ。そのような環境でも、私としては((何とかして、データだけでも取り出したい・・・))という思いで一生懸命作業をした。
しかし、ほとんどが取り出し不可能という結果であった・・・。不思議と涙がこぼれ落ちた・・・。((期待に応えられない・・・))。きっと悔しい気持ちが自然に溢れでたのであろう。
私のところでは、HDDの復元作業として「論理的な故障」は対応できても「物理的な故障」は対応できなかったのである。論理的とは、HDD自体は壊れていないものの、何らかが原因でHDDにアクセスできな状態のことをいいます。例えば、OSの起動ファイルが壊れた、など。その場合は、HDDを違うパソコンにつなげることで俗に言うスレーブとして認識させ、必要なデータを取り出すことが可能なのだ。対して物理的故障とは、HDD自体が破損、もしくは完全に壊れていることをさす。当然、そのような壊れたHDDでもデータ復元は可能だ。ただし、かかる費用が半端ではない。パソコン1台が平気で買えちゃうような値段である。場合によってはそれ以上かかる・・・。
ほとんどが、その物理的な故障であった。通常私のところでは、物理的な故障の場合、別の業者を紹介していた。そこまでしてデータ復元をするのは稀であり、企業や機関などがメインであり、一般の人はあきらめるのが普通でした。
当然、水害被害に遭われた方々も同様でした。私のところでは、データ復元ができても出来なくても水害被害者からは料金をいただきませんでした。しかし、物理的故障となると先に書いたとおり、違う業者に依頼しなくてはなりません。当然費用が発生します。それも多額な費用が・・・。
一応、お客様には事情として、私のところではムリだが、専用の業者なら可能ということと、それにかかる大まかな費用を説明すると、「…そうですか。あきらめます。本当にありがとうございました。」と言ってくるのでした。
今まで、一番精神的につらいサポートが続きました…。

それ以来、それまで以上にデータのバックアップをお客様に勧めるようにしています。
もしも、のために備えておくことが必要です。
これを読まれた方が、パソコンに限らず、身の回りのことや、家族のこと、様々のことで、”もしも”に備えて下さることを少しでも考えるきっかけになればうれしいかぎりです。

2年前の7月13日、同年10月23日の地震同様に決して忘れられない日です。
外の雨がやんだようです。

Window98

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こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-7-11 0:27

Windows98。初めての買ったパソコンがこれという方も多いのでは?現在のパソコンサポートに訪問するとほとんどの方はWindowsXPだ。定額制というADSLの普及や時代の流れでとりあえずはインターネット!という方でパソコン購入した方のほとんどがWinXPのようだ。何気に多いのが、Windows98からの買い替えらしい。
最近ではWin98を利用している方はめっきり少なくなったが、まだまだ現役マシーンだ。たまにサポートも入る。
ADSL普及当時はなんといっても、LANボードの取り付けが多かった。ノートPCだとカードスロットに差し込むLANカードタイプが多い。デスクトップだとPCIに差し込むボードタイプだ。やはり、デスクトップ利用の方だとケースを外して取り付けるという作業が難しいらしく、かなりの数のPCにLANボードを取り付けたものだ。おかげで今では、自分の特技のひとつとして「LANボード取り付け」がある。まさにF1のピット作業並みに、かなりのハイスピードでテキパキとケースを外し、取り付け、ケースを元に戻す、ことができる。自慢ではないが、どんなPCでも5分あればLANボードを取り付ける自信がある。そんなことはどうでもいいのがだが、Win98でLANボードやLANカードを取り付けるの多いトラブルが、いや、トラブルとはいえないかもしれないが、起動するまでは異常ーーーに長いPCがたまにある。
LANの取り付け完了。あとはドライバーのインストール。この時に異常ーーーーに、設定完了まで時間がかかるのである。最近は、先にドライバをインストールしてからLANボードを取り付けるのが主流だが、それでも同じである。はっきりいって、イラつきます!まずは、パソコンの起動が遅い・・・。OS入ってねーじゃんねーの?って思うくらい遅いパソコン。イラつきます。そういうPC、案の定ドライバのインストールでてこずる・・・。っていうか、時間がかかる。
おまけに「Window98のCD-ROMを入れてください。」なーんてメッセージが出ると、これメーカーのプリインストール版だし!などとツッコミを入れたくなる。一応、98のCD-ROMは常に持ち歩いているので対応はできる。
なんだかんだで、やっとドライバがインストールできた。再起動する。さて、インターネットの設定をするのだが、なぜかつながらない・・・。慣れとはこわいもので、昔ならTCP/IPの確認などパソコンのネットワーク設定を確認したものだが、今は「そんなことしなくても、つながるだろう。」的な感覚でそのままルーターなどの設定をしようとする。で、そのときにルーター管理画面に入れないのである。あわてて[winipcfg]でIP確認。[169.254.・・・・」のIPが・・・。「IP拾ってこね-し・・・」。それで、TCP/IPを確認。「入ってねーし・・・・。」ガックリくる。しょうがないから当然インストールをする。その後再起動。で、また起動までが長い・・・。
個人的にはWindow98、結構好きです。私、昔ホームページでASP(ActiveServerPage)をよく利用してデータベース連動のWebアプリケーションを作っていました。今でこそ、WinXPやWin2000だとIISですが、Win98だとPWSといって「PersonalWebServer」なるものでよくローカル環境下でテストしたものです。懐かしい思い出です。さらに、IMEなどの使い勝手もよくて、WinMEが出ても98を好んで使ってましたから。当然、マシンスペックもあげてましたので、一般の方のようにメモリ64MBなどということもなく、192MBでしたしのでそれなりに快適でした。ファイルの整理もきちんとしてましたからね。私のWindows98は今でも快適です!でも、今から7,8年前に購入したまんまの状態でずーと使っていたのWin98は・・・。

たまにあります。Windows98の面倒くさいサポートが・・・。「買い換えればいいのに…」と心の奥底で思うときがあります。もしくは、「1回リカバリーやれよ…」とか。
でも、お客様には「まだまだ使えますよ!」などとお世辞を言って帰るのです。

ついでに、WindowsME。こいつもサポート泣かせの手強いOSだ。
WinME・・・。こいつにもほんと泣かされた・・・。この話はまたにしよう。
子供が、1歳になったばかりの愛娘が、すごい勢いでハイハイしてこっちに向かってくる・・・・。
それでは、まts:fslgjf:kgfgks」f。

速度アップチューニング?

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-7-4 17:57

ADSLが普及し始めた頃のサポートです。今でもYahooBB!などのスタッフが大型家電店で販売促進活動をしている光景を目にしますが、当時は様々なプロバイダが新規入会の獲得でしのぎを削って争っていたものです。このお客様もそのような状況で某大型家電のヤ○ダ電気にてパソコンを購入したのと同時にインターネットADSLの申込みをしました。私は契約している大手プロバイダからの依頼でお客様宅に訪問してネット接続の基本設定のためにお伺いしました。

パッと見の第一印象でお客様、明らかに「ヤンキー」です。
(今どき、こんな格好のヒトがいるなんて・・・)って思うくらい、ヤンキーです。ヤンキー烈風隊という、むかーし小さいころ読んでいた雑誌に掲載されていたマンガを思い出しました。まぁ、外見でヒトは判断してはいけませんし、私は自分の仕事をするだけです。早速、お邪魔をすると、なにやら街の電気屋さんらしき作業服を着た方が作業しています。実際インターネットを利用する部屋にMJ(モジュラージャック)がないため、ADSLの利用にあわせて電話回線の工事をしていたのでした。作業が終えるまで少し待つことになり、そのとき何気なく隣にいたお客様より言われた言葉は、自分の耳を疑うような信じられないお言葉でした。
客:「最低6Mbps以上は出るんだろう?速度アップチューニングはちゃんとしろよ!そういう約束だからな!!」
私はなんのことかわからず、再度聞きなおすと、
客:「だから、ADSLの速度のことだよ! 絶対6M以上だせよ!!」
と、ちょっと眉間にシワを寄せながら言ってくるのです。
(何言ってんだ?こいつ!?6M以上ってなんだ?)などと思いながらもお客様にどういうことなのか確認することにしました。
すると、ヤ○ダ電気でパソコンを購入するときに、条件としてADSLの速度を6Mbps以上を出すと言う内容で、もし出なかったときは、速度アップチューニングをしてでも6Mbpsをだすという、ベストエフォートも真っ青の速度保証をしているのです。
そんなこと可能なのか?って思うかもしれませんが、当然無理です。できるわけありません。そのことをお客に言うと、なにやら控えの紙を出してきました。プロバイダの加入申込書のようです。そこの備考欄に、な、な、なんと!
[速度アップチューニング依頼有。6Mbps以上を望む。]と、全く意味不明、おまけに汚ネー字で書かれているではありませんか!!??
お客様が申し込みしたコースはフレッツADSL12Mコース。それで、6Mbps以上って、どう考えても無理っす。だって、お客様宅、NTT収容局から結構離れているし、よくて2から3Mbpsってところ。それで6M以上って、そんな殺生なー・・・って状態です。
とりあえず、依頼元の大手プロバイダに連絡。当然、速度保証ならびに速度をあげるための裏技的な方法などはないとのこと。そりゃ、当然だ。あれば、とっくに私が実践している。そうこうしているうちに、電話回線の工事が一段落ついたようで、まずはテストでモデムを設置してリンク確認をすることに。
(・・・・・・・・・・、リンクしねーーーーし・・・・・。)
あわてて、工事作業員が再度屋根裏に登っていきました。
お客様は、どーなってんだ!!!?? おい!!?、という感じで、どんどん険しい表情になっていきます。お客様はおもむろに携帯電話を取り出すと、どこかに電話しはじめました。どうやら電話先はヤ○ダ電気のようです。
客:「おい、テメーんとこ、どーなってんだよ!! おい、○○○ってヤツだせ!!!」
と電話口で販売した店員を出せと吼えまくっています。その後、文句を言い続けていると、少したって私に変わるよう電話を差し出してきました。私が電話にでると、
ダメ男:「なんとかならないっすか? そっちで対応できるんでしょ? 簡単に速度上げられるんでしょ?」
などと、あの汚い字が納得できるような、およそ人様にモノを売るような人間ではないような程度の低いしゃべり方で言ってきました。彼はダメ男とします。
私は無理なこと、それ以前に今のところリンクする確立していないことを説明すると、それでも、「そこをなんとか・・・」などと、まだ言ってきます。出来ないものは出来ない!、もともと、そのような速度保証などどこもしていない!ことをはっきり言うと、ついには黙り込んでしまったのです。仕方なくお客様に再度電話を変わりました。お客様は私とダメ男とのやり取りを聞いていたのでしょう、怒りの矛先を当然ダメ男に向けて、怒りまくっています!

そうこうするうちに、工事作業員が戻ってきて、もう一度試すように言われたので試すと、今度はリンクが確立しました。まずは一安心です。
その後、IDなどの設定をして接続確認。HPは問題なく表示。お客も電話を切って傍で見ています。「おい!速度は!?」
ドキドキしながら速度を計測・・・・。

・・・・・・・、結果は、約1.5Mbps・・・・・・・。こんなもんです。予想通り。恐るおそる、お客様の方を見ると、既に電話をかけています。当然、ダメ男が相手です。今すぐ来い!、お前が責任とって速度上げろ!などと言っています。
私は、これ以上どうすることもできず、とりあえず設定も済んだので帰りました。
お客様はまだ怒りが治まらないようです。一応、1.5Mbpsでも充分な速度だということを説明しましたが、どうしても「6M以上!」というのが譲れないようでした。多分、お友達と速度競争でもしてたんでしょうかね?俺のほうが早いぜ!ってね。

とりあえず、私の仕事は問題なく終了しましたが、その後どうなったのか?それ以前に本当に電気屋でパソコン売っている人間が”速度アップチューニング”、”速度保証”なんてするのか?が不思議でしょうがなく、思い切ってヤ○ダ電気に行って販売した店員の顔を見てやろうと思ったのです。名前は分かっています。
居ました!ダメ男が!!なんかヘラヘラしています。どうやら、格好からするとヤ○ダ電気の店員ではないようです。とにかく、想像通りの外見でした。
あとになって分かったのですが、やはりダメ男はヤ○ダ電気の店員などではなく、大手プロバイダの販促係として派遣されたアルバイト(一応派遣社員)だったのです。全く商品に対しての知識もなく、いい加減にお客にあわせて都合のいいことばかりを言ったことが今回のお客様がお怒りになった原因です。
ADSLがわからないお客に対して、ADSLがわからない販売員がパソコンとあわせて売る・・・。こりゃ、いかんでしょ!
って思っていたら、案の定、ダメ男はクビになったらしいです。ついでに派遣元会社からも登録抹消されたと聞きました。
当然でしょ!

10万円パソコン

カテゴリ : 
こぼれ話(ブログ)
執筆 : 
webmaster 2006-7-1 9:00

某大型スーパー店ジ○スコの話です。最近では、大型スーパーでもパソコンや液晶テレビなどが売られています。
2002年頃の話になりますが、ジ○スコが本格的にパソコン販売を始めて少したったころ、東京にあるPCサポート会社とサポート代理店契約を結びました。流れとしては、ジ○スコでパソコンを購入した方が、その場で店員にPC設置などのサポート依頼をします。その後ジ○スコから東京のPCサポート会社に依頼詳細内容がいき、各担当に振り当てられて、担当者がお客様宅にお伺いする、となります。
10万円パソコンの内訳は、デスクトップPC(IBM)、A4インクジェットプリンタ(エプソン)、パソコンデスクの3点セットです。それにPCデスク組立、PC設置、インターネット接続設定のサポート3点セットがおまけにつきます。
PC初心者に狙いを絞った商品といういことと、10万円ポッキリという分かり易い価格設定、それに伴うサポートの充実さ、ジ○スコで売っているという安心感、などから思った以上に売れ行きは好調だったようです。
今でこそ、PCはかなり安くなり、大型家電量販店はPCとプリンタセットで10万円以下というのはめずらしくありません。しかし当時はこれだけの内容で10万円というのは価格だけみれば本当にお買得感があったと思います。
価格だけを見れば・・・・・、だけの話ですけど・・・・・。

時代はWindowsXPが新OSとして登場して、半年以上が経っていました。この10万円PCのOSはWindows98…。プリンタはエプソンの4色インクでCMY3色が一体型(型は忘れました)。PCデスクはあまりにも”貧弱、貧弱!!!”って感じ。
ちょっとパソコンを知っている人なら、購入を控えるでしょう。それでも、売れたのです。ジ○スコは売ったのです! それに合わせてサポートも多かったのです!!
サポート単価はたしか7.000円/1件だったような気がします。今にして思えばとてもじゃないですが、割に合わない仕事でした。

サポート内容は、お客様の希望する日時に訪問。まずは、PCデスクの組立から入ります。そう、PCデスクまで組立ないといけないのです。もっと言えば、このサポートは2,3ヶ月の間に数十件しましたが、どのお客様宅に訪問してももPC1式配達されたままの状態、すなわち箱に入ったままの状態で私のようなサポーターがくるのを待っているのだけで、決して箱を開封していないのです。もともと、ジ○スコの販売方法が「PC買ったら、専任スタッフが訪問して開封から組立までします!」というものだからしょうがないのだが・・・。
いくら貧弱のPCデスクといえども、結構の大きさである。梱包されているのを開けるだけでもちょっとした苦労をする。足を立てて、机板を付けて、天板を・・・、ってPCデスクだけでも20〜30分ほど時間を費やします。その後、パソコンの設置。今でこそ液晶ディスプレイだが、10万円PCは当然CRTディスプレイ。重い・・・。
これを組み立てたPCデスクに設置する。PCを一通り設置したら次はプリンターである。インストールするのも時間がかかったものだ。そのプリンタはデスクの天板に設置するのがほとんどだった。プリンタの設定後、テスト印刷するのだが、局部地震か!?って思うくらいPCデスクが横に揺れるのであった。
これで、デスクの組み立てからPC、プリンタの設置・設定が完了。ここまでの所要時間は1時間弱。これで作業は完了でない。まだ、インターネット接続の設定が残されているのである。
当時はADSLがやっと出始めて、NTTも1.5M、8Mが主流であったし、できるエリアも狭かった。Yahoo!BBが参入してきたが、私の住んでいる地域は一部のみが対応で、まだまだアナログ回線、ISDNがメイン接続環境であった。
この10万円パソコンのネット設定サポートは、プロバイダはBiglobeの指定があり、専任スタッフ専用のアクセス番号、アカウントとパスワードを利用してアナログ接続の申込みをお客様宅からするのであった。
電話回線をPCモデムに装着。CD-ROMをドライブに入れてダイアル先の設定をして接続。なかなかつながらない・・・。接続応答がない。(チッ!パルスかよ!)なーんて、トーン回線とパルス回線の設定を間違えたりしながら、接続を待つ。・・・・・やっと、つながった!しかし、そこからが長いのである。お客様の入会申込みをするのだが、名前や住所を入れて「次へ進む」ボタン。(オセー!まじに遅エーーー!)と、いつも思いながら決済方法選択画面へ。あらかじめ、カード決済と決められていたので、お客様にカードの情報だけを入力してもらう。(オセー!入力遅エーーー!)と、思ったものだが、これはしょうがない。なにせ、ほとんどのお客様はPC初心者でキーボードなどほとんど触ったことがないからだ。「Wはそこですよ。2の下。」などと、レクチャーしながら入力してもらう。どうしようもないときはお客様了承、立会いのもとで私が代理入力した。
確認画面へ進む。(オセー!まじに遅エーーー!どうにかしてくれーーーー!!アナログ回線むかつく!)って何度思ったことか。
それでもなんとか入会手続きが完了。ログインID及びパスワード、アクセス番号を設定。入会申込みの際に取得したメールも設定。ここまで2時間近く経っています。
しかーし、これでまだ終了ではないのである。次は、インターネットとメールの基本操作を簡単に説明しなくてはならないのだ。
ダイアルアップ接続の仕方を説明。「プッ、プッ、プッ、ピーー、ピ、
ピー・・・・」という普段一般サポートで聞きなれているはずのアナログ回線独特の接続音がだんだんむかついてくる。これがたまに、「ブツ、ブツ、ブツ・・・」という、パルス回線の音の場合、けっこう新鮮な気持ちになれたものだ。
ともあれ、接続してからHPの見方、メールの送受信の仕方などを説明するのであった。特に、インターネットを止めたときはキチンと回線の接続が終了しているか確認するように注意した。でないと、知らずに電話料金がスゴイことに!なんてことが起こりえるからだ。

こんなかんじで10万円パソコンのサポートは早くて2時間弱、長いと3時間以上という、今なら絶対やらないサポートであった。これだけやって、7.000円って・・・・。
あの当時のサポートはほんとキツかったっス!
ジ○スコの10万円パソコン、まだ使っている人いるのかなーー?
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