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  ADSLなどのベストエフォートとは?
 

 ADSLやFTTH(光ファイバー)などのインターネット接続サービスで、「本サービスはベストエフォート型サービスで通信速度を保障するものではございません。」などの説明が申し訳なさそうに書いてあります。
ADSLでは24Mbps、40Mbpsなどの通信速度があります。FTTHでは100Mbpsになります。
ご存知の方も多いかと思いますが、これらの速度はあくまで計算上の最高速度であり、「Maxでここまで速度がでます。」という話です。まぁ、実際40Mなんて数値はみたことないですけど…。
ベストエフォートとは、「最大で40Mbpsでますが、ご自宅の環境などによってスピードに差が生じます。」と言えます。
もっと極端に言えば、「サービス提供エリアであってもADSLはできないこともありますよ。」、「スピードの保障はしませんし、ADSLの利用ができなくても責任も負いませんよ。」ってことです。
いっけん無責任にも感じますが、これはADSLの技術ではしょうがない事です。FTTHは、事前調査で利用可能か不可能かがわかりますのでまだいいのですが…。
このような速度差や提供エリアだができない、などの理由は、インターネット接続をする場所(自宅など)からNTT収容局までの距離や、接続環境などによって生じます。特に、NTT局までの距離は重要で一見するとすぐ側にありそうだと思っても実際には電信柱を通って電話回線を引かれているので、その電話線がどのようなルートで来ているかによって距離も変わってしまいます。例えば、直線距離だと300m位だが、ほとんどの場合、NTT局から電話線が直線できていることはないので、電信柱をぐるっとまわってくると1000m(1km)位になる、というのが普通です。そうなると、NTT局までの距離は1000mとなり、それに値する速度がでるようになります。(あくまでも理論的には…)
このように、環境によって速度差が生じてしまうのでベストエフォート型サービスとすることで、通信速度保証はしていないのです。
私の経験上、ADSLの場合は加入しているコースの5%〜20%が平均速度だと思います。40Mbpsなら2Mbps〜8Mbpsくらいとなります。
1Mbps、1.5Mbps、8Mbps、12Mbps、24Mbps、40MbpsがADSLの主なコースとなり、当然数値が大きくなるほど速度が出る計算になっています。
しかしながら実際のところ、24Mbps以上となりますと速度の恩恵を受ける人はほんとにごくわずかで、どちらかと言えば、今までADSLができなかった地域でも利用可能になった(ADSL提供エリアが拡がった)ことにメリットがあります。
これも経験上の話ですが1Mbpsや1.5Mbpsでインターネット接続できる範囲は狭いですが、その分速度はMaxに近いです。また、8Mbpsや12Mbpsなどから24Mbpsや40Mbpsに変更したら逆に速度低下した、なんてこともあります。接続料金に対してのサービス内容(通信速度)の満足度でいくと、1Mbps〜12Mbpsが一番高いような気がします。特に8Mbpsと12Mbpsはベストエフォートとして考えた場合、非常に品質がいいように感じます。
しかしながら、現在ほとんどのプロバイダは、1Mbpsか40Mbpsのサービスしか提供していないようです。

  

 【関連項目】  ブロードバンドについて(ADSLって? FTTHって? CSTVって?) 

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