ウイルスの種類 vs-2

 【ウイルス】 ⇒ 「ウイルスの種類」

 

  ウイルスの種類と被害内容
コンピューターウイルスにも様々な種類(分類)があります。一般的には、「パソコンを利用する人の意思に関係なく”不利益を与える不正プログラム”」を「広義のウイルス」と呼んでいます。ウイルスの活動内容として、感染・潜伏・発病のうち、ひとつでも含んだもの「狭義のウイルス」と言います。
 ⇒ 【参考】ウイルスについて
さらには、”感染する場所による分類”や”ウイルス活動による分類”、”ウイルス作成に使用されている技術による分類”などにわけることもできます。
ここでは、「知っておいて損なない!」代表的ウイルスの種類(名称・分類)と被害内容を紹介します。

トロイの木馬型  有益のプログラムにみせかけて不正の働きをするプログラムです。Web上でダウンロードされることが多いです。ユーザーの個人情報やアカウント・パスワードなどを盗んだり、ハードディスクの破壊などを行います。それ自体の増殖や他のコンピューターへの感染活動は行いません。
よくわからないメッセージに対して、「Yes」や「はい」を選択しないようにしましょう。

ファイル感染型
 
 パソコンのプログラムファイル(comやexeなど)に感染します。ファイルが実行されると、パソコンのシステム制御を奪い、他のファイルに自己を増殖させます。

マクロ型  MicrosoftのOffice製品(WordやExcel、Outlookなど)のマクロ機能を利用して感染・拡大するウイルス。Windowsユーザーの多くはOffice製品に使い慣れているためウイルスに冒されているファイルとも知らずクリックして感染することがあります。被害は様々で、「メリッサ」と言われるウイルスは、Outlookのアドレス帳に登録されているメールアドレスにウイルスを送信する活動を行い、被害を大きくしていきます。Office製品には、マクロ型ウイルスに感染しないためのセキュリティ機能がついているので有効に活用しましょう。
 ⇒ Officeのマクロ機能セキュリティについて

ワーム型  ワームとは単独で自己増殖をする不正プログラムです。主にネットワーク(インターネット・メール)環境を通じて感染・増殖(拡散)します。通常のウイルスは、プログラムを媒体として寄生し、感染・増殖していくの対して、ワーム型ウイルスはそのような媒体(寄生宿主)を必要としません。自己の能力だけで活動を行います。
一般的にはメールの添付ファイルを介しての感染やネットワークを通じて広がります。
現在のウイルスは、このワーム型が主流となっています。

亜 種  「亜種 = あしゅ」と読みます。亜種とは、最初に発見されたウイルスを元に、活動内容や被害が変化したものを言います。もともとコンピューターウイルスは人の手によって作成されています。そのウイルスプログラムを更に別の人の手によって一部を変更し、同じような被害をもたらすよう作成したものです。
最近のウイルスは必ずといって新種のウイルスが発生すると、続いて亜種が発生します。
オリジナルのウイルスと特徴が似ていますが、厳密には別のウイルスであるために対策方法が違うのが一般的です。
 
 
この他にはもウイルスの種類は様々あります。
より詳しく知りたい方は、ウイルス対策ソフトを提供しているメーカーWebサイトなどを参考にするといいでしょう。
 

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